ディープティシューマッサージ
ディープティシューマッサージは筋肉の深部まで圧を届かせ体の心から筋肉を弛緩させることを目的としています。アメリカではポピュラーなマッサージ法ですが、日本ではまだまだ施術者が少なくマイナーです。
拳(こぶし)を使い肩の筋肉をほぐしているところです。筋肉の層を意識し拳のいろんな部分を使います。浅い部分の筋肉から深い部分の筋肉までしっかりとほぐすことができるのです。一見、力が必要なように見えますが、力任せに強い圧をかけるのではなく、自分の体重をゆっくりとかけていきます。
肘(ひじ)を使い肩の筋肉に圧をかけているところです。右の写真で特に意識している筋肉は、僧帽筋・肩甲挙筋・菱形筋・板状筋です。表層から深層部へと違う層の筋肉をほぐすわけですが、実はアプローチする反対の手で肩関節を動かすことで違う層へのアプローチが可能になるんですね♪ちょっと難しい話になりましたね。
背中へのアプローチは非常に気を使うところです。クライアントの呼吸に合わせて行わないと重たいだけの苦痛なものになってしまうからです。呼吸とストロークのタイミングが重要です。
腋の筋肉は非常に硬く固まっていて腕があがらないくらい硬くなることがあります。そんなときは肘が大活躍します。意識する筋肉は、大円筋・小円筋・広背筋・肩甲下筋・前鋸筋です。肩の時と同じく圧をかける深さはクライアントの腕にストレッチをかけることでコントロールしています。グッ!っと引っ張っているのがわかりますか?
しっかりストレッチします。もちろん全身のストレッチをします。
大胸筋にアプローチしています。意外と凝っているところなんですよ。リンパの流れもよくなります。
首はストレッチをかけながらストロークします。動かしながらほぐすことによって首に負担がかからないようにしています。
ディープティシューマッサージでできること
ディープティシューマッサージとクリニカルマッサージにストレッチやオステオパシー療法をアレンジしたオリジナルなテクニックは、骨格、リンパ、血液、神経、筋肉、関節、脳脊髄液、内臓など体の大部分に効果的に働きかけることができます。
整体的要素
体のゆがみは筋肉のアンバランスな緊張によって起こります。その筋肉の深部へアプローチするためゆがみの原因となっている筋肉の緊張を取り除くことができます。姿勢や骨盤のゆがみ等の改善ができます。
リンパ・血液
筋肉にアプローチする部位が浅層部から深層部までと広範囲にわたるため、筋肉の弛緩はもちろんリンパ液の流れや、血液の流れも改善されます。特に顔のむくみは、たった1回の施術で表情さえも変わってしまうほどです。
筋肉・筋膜
筋肉を様々な方向からアプローチすることによって、筋全体を弛緩し、復元させることができます。スポーツや怪我による障害など、リハビリ的な施術に用いることができます。
関節
筋肉にストレッチストレッチかけながら圧を加えることにより、筋肉の柔軟性を高め関節の可動域を広げることができます。
自律神経
脊柱から仙骨をとりまく脊柱起立筋を深部から弛緩させることにより自律神経の働きがよくなります。自律神経失調による不調も軽減されます。